発達障害児支援士研修

けんせい保育園では、毎年計画を立てて職員のキャリアアップを図り、よりよい子育て支援ができるよう努力を続けています。今年度園全体で取り組んだのは、民間資格ではありますが「発達障害児支援士研修」というものでした。

お子さんとのかかわり方に悩んだり、自分の子育てが間違っているんじゃないかと不安を感じていらっしゃる親御さんは多く、そのお悩みに我々保育者も一緒に思いを共有し、時に助言をさせていただくこともございます。しかし、だからといって我々自身が日常の保育で悩みがないわけではありません。そのような時は、お互いに考えを出しながら、子どもたちをどう導いていくかを模索し、進めております。

我々は、特別支援教育に関わっているわけではありません。が、発達障害児支援に関わる知識を持つことで画一的な保育、偏った保育観にとらわれず、もっと自由な発想で、子どもたちを主体とした、子どもたちの未来につながる保育が出来るのではないかと考えました。

小規模認可保育所は、0・1・2歳児をお預かりする保育園です。言葉もままならない、成長に大きな個人差がある時期を保育園で生活します。その中で特に重要なことは、その子の成長に合わせた保育の提供です。言い換えれば、どれだけ個別対応が出来るかという点につながってくると考えています。職員配置など物理的な解決方法はもちろんですが、今、子どもが何を求めているか、何に不安を抱えているかを的確に把握すること、そしてどのようなアプローチでその思いを受け止めるか、不安を解消するか。今回の研修は必ずその一助になると期待しています。

前置きは長くなりましたが、半年以上の研修はなかなかの苦行でしたー(涙)。

しかしながら、ジャーーーーン!!!

お陰様で、無事にテストにも合格し、認定証を頂くことが出来ました。

そして、もう一つ嬉しいことが。。。私以外にも4人の先生方がこの研修を受講し、なんと全員が合格、同じく認定証を頂くことが出来ました。もちろん合格することが本来の目的ではありません。この研修で得た知識をどのように保育の現場に活かしていくかということが一番大事なことですので。。。

これからも優しさと笑顔あふれるけんせい保育園を目指して、精進を積み重ねていきたいと思います。

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